
東京:生涯無敗のフロイド・メイウェザー・ジュニア氏が、マニー・パッキャオ氏の教えを受けた朝倉未来氏との25日の3ラウンド・エキシビションマッチについて、日本のファンは「往年の『プリティー・ボーイ』を目にすることができる」と述べた。
45歳になるメイウェザー氏は24日、記者らに対し、さいたまスーパーアリーナでボクシングデビューを迎える30歳のMMAファイター(総合格闘家)・朝倉氏との対戦に向けて、調子は良いと語った。
この試合に体重制限はない。「楽しむだけさ」と、50戦50勝無敗という無傷のレコードを誇るメイウェザー氏は言う。
彼の長年のライバルであり、8階級制覇のフィリピン人チャンピオン・パッキャオ氏も24日の記者会見に姿を現した。「アサクラは明日、証明すべきものをちゃんと準備していますよ」と
パッキャオ氏は、メイウェザー氏との友好的なやりとりの後でそう語った。
通常体重が約75kgの朝倉氏は、3年前にメイウェザー氏が日本で対戦した相手よりも、このアメリカ人レジェンドの体格に近い。
メイウェザー氏は3年前のエキシビションマッチにおいて、54kg台のバンタム級で戦うキックボクサー・那須川天心を3度マットに沈め、1ラウンドでの勝利を収めた。
朝倉氏は23日、「顔はボコボコになっても構わない」とした上で、「甘く見てると思うから、自分が思ってるほど楽な試合にはならないと伝えておいてください」と語った。
メイウェザー氏は、お金は必要ではなく、旅行をして新しい人々と会うためにエキシビションマッチをしているのだと述べた。
リングサイド席の販売額は100万円(約7000ドル)程にもなり、この大会のために複数のペイパービュー契約が取り交わされている。
報道によると、メイウェザー氏は今回の試合で約2億ドルを受け取ることになるという。「ボクシングは僕にとって、息をするようなものだ」と彼は語った。
AP