• 販売済みチケット289万枚の購入国トップ10は、カタール、米国、サウジアラビア、英国、メキシコ、アラブ首長国連邦（UAE）、アルゼンチン、フランス、ブラジル、ドイツだ。

ドーハ：11月20日のサッカーワールドカップ（W杯）カタール大会開幕を前に、国際サッカー連盟（FIFA）のジャンニ・インファンティーノ会長と大会の主催者は、17日、同大会のチケット販売数が300万枚に迫っていると明らかにした。

FIFAのW杯最高執行責任者であるコリン・スミス氏は、ドーハで開かれた記者会見で、販売済みチケット289万枚の購入国トップ10を占めるのは、カタール、米国、サウジアラビア、英国、メキシコ、アラブ首長国連邦（UAE）、アルゼンチン、フランス、ブラジル、ドイツであると説明した。

「現在、試合のチケットを購入できる可能性は低いか購入できないか、どちらかの状況にある」とスミス氏は述べた。

記者会見では事前に収録されたインファンティーノ会長のビデオメッセージが流され、会長は1ヶ月間にわたる大会のために24万個のホスピタリティパッケージが既に販売され、「これまでで最も成功したホスピタリティ・プログラム」になったと述べた。

FIFAのウェブサイトによれば、豪華なスタジアムラウンジを利用できるホスピタリティチケットの値段は、準決勝と決勝では1人あたり3万4300ドル以上になる。

スタジアムラウンジの中にはアルコール飲料が飲み放題のところもあるという。

サッカーの世界的イベントであるW杯の開催国の中で最も小さい国であるカタールは、中東の国で初めて開催される同大会のために訪れる推定120万人を迎えるための準備を進めている。

カタール国内の宿泊施設の数は限られているため、数千人のサポーターが観光拠点のUAEなどの近隣諸国に滞在し、試合観戦のためにドーハに空路で向かうことが予想される。

カタールのW杯組織委員会のヤシール・アル・ジャマル事務局長は、記者会見で、200万室がすでに販売済みであり、同国は最後のチケット販売に対応するためにさらに3万室を用意したと明らかにした。

「すべてのチケット所有者が宿泊施設を確保できるようにするためだ」とアル・ジャマル事務局長は説明した。

カタール国内の3万1000室あまりのホテルの部屋のほとんどはサッカーチームやそのサポートスタッフ、W杯関係者によって占められるため、主催者はアパートや別荘、プレハブの金属製キャビン、砂漠のテント、ドーハ港に停泊中の3隻のクルーズ船などの宿泊施設をサポーターに提供する。

日本は11月7日に、大会出場チームの最初のチームとして到着すると、スミス氏は述べた。

ロイター