
ワシントン:北朝鮮と関係するラザラスグループおよびAPT38という2つのハッカーグループが、昨年6月に米国の暗号資産会社ハーモニーのホライゾン・ブリッジから1億ドルが盗まれた事件に関与したと、連邦捜査局 (FBI) は月曜日に発表した。
1月13日、これらグループはレールガンと呼ばれるプライバシープロトコルを使って、6月の事件で盗まれた6,000万ドル超のイーサリアムの資金洗浄を行ったと、FBIは声明で伝えている。
同局はさらに、盗まれたイーサリアムの一部が、その後複数の仮想資産プロバイダーに送られて、ビットコインに交換されたという。
FBIは、北朝鮮が盗んで資金洗浄された仮想通貨は、弾道ミサイルと大量破壊兵器プログラムを支援するために使われていると述べた。
昨年6月、カリフォルニアに本拠を置くハーモニーは、異なるブロックチェーン間で暗号資産を移転するために、ビットコインやイーサなどのデジタルトークンで使われる基盤ソフトウェアであるホライズン・ブリッジが、強奪の被害に遭ったと発表した。
同じ月にロイターは、デジタル調査会社3社の調査に言及して、北朝鮮のハッカー集団がハーモニー事件の背後にいる可能性が最も高いと報じた。
ハーモニーは、分散型金融(銀行といった従来のゲートキーパーなしで、ローンやその他サービスを提供するピアツーピアサイト)および非代替性トークン向けのブロックチェーンを開発している。
ロイター