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2025年国際博覧会日本政府代表団がドバイ万博で記者会見を開催

2025大阪・関西万博の日本代表団が、UAEのドバイ万博のメディアセンターで記者会見を行った。(ANJP・写真)
2025大阪・関西万博の日本代表団が、UAEのドバイ万博のメディアセンターで記者会見を行った。(ANJP・写真)
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31 Mar 2022 11:03:32 GMT9
31 Mar 2022 11:03:32 GMT9

カーラ・シャハルー

アラブ地域初の万博が閉幕する中、日本は2020年ドバイ万博の遺産を引き継ぎ、UAEがイベントから得た知識と洞察を基に、『Expo2025 大阪・関西万博』(以下、2025大阪・関西万博)の成功に向けて準備を進めていく意向だ。

2025大阪・関西万博の代表団は水曜日、2020年ドバイ万博のメディアセンターで記者会見を行った。同万博の成功から得た重要な教訓、日本からの参加体験、2025大阪・関西万博への期待について語った。

会見には、吉村洋文大阪府知事、若宮健嗣国際博覧会担当大臣、松井一郎大阪市長、櫟(いちのき)真夏2025年日本国際博覧会協会副事務総長ら要人が出席した。

1970年と1990年の万博を開催した大阪は、2018年、パリの博覧会国際事務局(BIE)総会における投票により、2025年万博の開催が決定した。日本にとって3度目の開催となる。2025大阪・関西万博は、『いのち輝く未来社会のデザイン』をテーマに、健康寿命の延伸やロボット・人工知能時代の教育・雇用などの分野を視野に入れ開催される予定である。

「2025大阪・関西万博は、研究機関だけでなく、大阪の強みであるバイオサイエンス、テクノロジー、イノベーションの高いレベルを誇る『いのち輝く未来社会のデザイン』をテーマにしています」と吉村知事は語った。

「パンデミックによって人の命の大切さを学んだ私たちは、『私たちのいのち』というコンセプトをテーマに掲げました。私たちは、課題や問題を共有しながらも、幸せを追求し、どのような生き方が充実しているのかを考えたいと思います。2025大阪・関西万博では、個々の価値観と多くのイノベーションが融合し、未来の社会構造が見えてくるでしょう」と同氏は続けた。

2025大阪・関西万博のテーマについて、吉村氏は「技術の進歩だけでなく、一人ひとりが多様な可能性を発揮できるような、豊かさを支える技術の創造にフォーカスします」と明言した。

松井市長は次のように語った。「大阪での万博関西は2回目です。1970年、私たちは万博を開催し、アブダビ・パビリオンを迎えました。あれから52年、2020年ドバイ万博は史上最大級の万博となりました。皆さんの成功から多くを学び、次の万博を開催できることをうれしく思います」

「『私たちのいのち』の価値を中心として、万博では科学技術など多くの側面をお見せできると思います。しかし最大の側面は、世界からの訪問者を歓迎する、私たちの人々です。2025大阪・関西万博では、多くの来場者を迎え入れ、体験し、楽しんでいただくお手伝いをしたいと考えています。私たちは、多くの来場者を大阪に迎え入れながら、私たちが直面している課題も解決できるよう学んでいきたいと思います」

2025大阪・関西万博は、2025年4月13日から10月13日まで開催され、来場者数は2800万人と予測されている。

アラブニュース・ジャパンの「2025年の万博に向けて、大阪は関西空港の国際航空会社の発着枠拡大を検討しますか」という質問に対し、若宮氏は「2800万人程度の来訪を予定しており、2500万人程度を見込んでいたドバイにかなり近い数字になります。そのため万博に向けて、空港の拡張や改修を行い、航空会社を増やし、空港がその人数に対応できるようにします」と述べた。

吉村氏は、「関西空港では拡張工事に着手しており、2025大阪・関西万博までには第1ターミナルの改修が完了する予定です」と付け加えた。

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