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ジェッダ：サウジアラビア・グランプリでセルジオ・ペレス選手が優勝した。マックス・フェルスタッペン選手も15位から2位まで追い上げ、現在のF1王者レッドブルは1-2フィニッシュを飾り、逃げ切りの態勢を整えた。

シーズンが始まってからたった2戦だが、すでにレッドブルは2勝と2回の1-2フィニッシュを達成し、他の全チームには絶望的な空気が漂っている。

フェルナンド・アロンソ選手は2戦連続で3位に入り、キャリア通算100回目の表彰台に立った結果、この記録を達成した6人目のドライバーとなった。しかし、アロンソ選手自身は新しいアストンマーティンチームで復活を遂げているにもかかわらず、レッドブルに勝つチャンスはほとんどなかったことを認めている。

昨シーズン、フェルスタッペン選手は過去最多の15勝を挙げ、2年連続でF1のタイトルを獲得した。また、ペレス選手も2勝を挙げ、レッドブルは23レース中17勝を達成して難なくコンストラクターズタイトルを獲得した。シーズンオフにパフォーマンスが低下する兆候も見られなかった。このレースに4位でフィニッシュしたジョージ・ラッセル選手は、シーズン開幕戦後にレッドブルが今シーズンすべてのレースに勝つと予想していた。

7度のF1チャンピオンに輝いているルイス・ハミルトン選手は5位でフィニッシュし、メルセデスチームは4位と5位に入った。ハミルトン選手が、メルセデスが優勝するには他の3つのチームがレースを完走しない必要があると語ったわずか3日後のことだった。

日曜日の見せ場はフェルスタッペン選手だった。予選でメカニカルトラブルに見舞われ15位スタートとなったが、このトラブルを乗り越え、一気にグリッドを駆け上がった。最終ラップにファステストラップを記録し、F1ポイントランキングの首位をキープした。

「素晴らしいリカバリーだったよ、マックス。最後に本当に良いドライビングだった」と、レッドブルのボス、クリスチャン・ホーナー氏はフェルスタッペン選手に無線で伝えた。

レッドブルは、昨年の最終戦から3戦連続で1-2フィニッシュを果たしている。

2年連続でポールポジションからスタートしたペレス選手にとっては、キャリア5勝目となった。一時はランキングトップに立っていたが、フェルスタッペン選手がファステストラップを記録してトップに躍り出ている。

ペレス選手は、「この調子でプッシュしていきたい」と語った。

ペレス選手はポールポジション、アロンソ選手もフロントロウに並んでスタートした後、アロンソ選手が早々とリードを奪ったが、すぐにスタート位置が不適切だったとしてペナルティを受ける。

ペレス選手がすぐに首位に返り咲いた一方、フェルスタッペン選手と10グリッド降格ペナルティを受けて12位スタートとなったシャルル・ルクレール選手も前方にいる車を次々とパスしていった。

フェラーリの2台がピットインしてタイヤ交換を行ったとき、フェルスタッペン選手は4位につけていた。

紅海沿いの全長6.2キロメートルのサーキットは、平均速度が250キロメートル（160マイル）を超えるF1の中でも最速の市街地コースで、フェルスタッペン選手にとっては好都合だった。彼はわずか数秒でラッセル選手をパスし、短時間でアロンソ選手もパスして、レッドブル同士の一騎打ちになった。

ここで、ペレス選手は譲らなかった。