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日本で「ガラスのような」ランの新種を発見

2017年5月20日撮影、2023年3月23日にAFPに公開された配布写真。神戸大学の主任研究員で植物学教授の末次健司氏提供。写真は「ハチジョウネジバナ」(ラン科植物)。(AFP)
2017年5月20日撮影、2023年3月23日にAFPに公開された配布写真。神戸大学の主任研究員で植物学教授の末次健司氏提供。写真は「ハチジョウネジバナ」(ラン科植物)。(AFP)
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23 Mar 2023 07:03:04 GMT9
23 Mar 2023 07:03:04 GMT9

東京:繊細なガラスのような花を咲かせる新種のランが、日本の研究者によって発見された。このピンクと白の植物は、ありふれた場所で見つかった。

日本の公園や庭で見られるにもかかわらず、神戸大学の研究者がこの植物(「ハチジョウネジバナ」と命名された)が新種であることを解明するのに10年を要した。

「ネジバナは公園や庭、また鉢植えに生えているのが見られるようなごくありふれた植物なのですが、その新種を発見したのは驚きでした」と、主任研究員の末次健司氏は23日、AFP通信に語った。

標本の一部は「鉢植えや庭で採取」され、日本の中部地方にある岐阜県の高校で育てられていたものもあった、と植物学の末次教授は語った。

「この花は、その面白い見た目とガラス細工のような可憐な花から、古くから人々に愛されてきました」と、同大学はプレスリリースで述べている。

螺旋状に花を咲かせるこの植物は、日本最古の歌集である8世紀の『万葉集』にも詠まれている。

「レディース・トレス(女性の髪)」と称されることもあるネジバナの新種の発見は、先週、Journal of Plant Research誌に発表された。多くの標本が東京都八丈島で見つかったことから、「ハチジョウネジバナ」と命名された。

AFP

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