
ドバイ:25日、日本の川田将雅騎手騎乗のウシュバテソーロが後方から並外れた走りを見せ、賞金1,200万ドルのドバイワールドカップを制した。
「世界でも有数のレースに勝つことができ、馬と自分をとても誇りに思う」と川田騎手は話した。
サウジカップ優勝馬パンサラッサは大きく引き離されることになるが、前半10ハロン棒(2,000メートル)辺りまではクリストフ・スミヨン騎手騎乗のベンドゥーグと共に順調に見えた。
最終コーナーを回ると、ジェームズ・ドイル騎手騎乗のアルジールス(S&E・クリスフォード厩舎)が優勢となり、残り1ハロン半でリードを広げた。
しかし、ダート転向後の6レースで5度優勝している6歳馬ウシュバテソーロはアルジールスを追い上げ、2馬身3/4差で勝利した。日本勢にとっては、2011年のヴィクトワールピサに次いで2度目の勝利となった。
優勝した高木調教師は「100m地点でチャンスがあると思っていました」と話した。
ドバイターフでは、フランキー・デットーリ騎手騎乗のロードノースがダノンベルーガの後方からの追い上げを抑え、G1戦の歴史を塗り替え、3連覇を達成した。
J&T・ゴスデン厩舎の7歳馬は2021年にドバイターフを初めて制し、昨年はこの9ハロンのレースでパンサラッサとデッドヒートを繰り広げた。
「私の現役最後のシーズンであり、3連覇を達成した馬で勝てるのは素晴らしい事だ」とデットーリ騎手は語った。
AP