G7の外相らが出席した長野県軽井沢町の会合では、外交政策に関する議論が行われただけでなく、美味しい軽食や飲み物のメニューも用意された。
目玉は、カマンベールチーズと生ハムのピンチョス、アボカドとサーモン、いぶりがっこのカナッペなど。出席者は、燻製ミックスナッツ、熟成チーズとナッツミックス、わさび風味の蟹マヨネーズタルトなども楽しんだ。
他に、オリーブ漬けのパテのピンチョス、信州サーモンタルタルのタルト、市田柿ミルフィーユピンチョス、砂肝コンフィと長芋のピンチョス、腸詰サラミと野沢菜漬けのピンチョス、信州味噌漬け豆腐などのご馳走も。
デザートメニューは、マドレーヌ、日本酒風味のガナッシュ、フォアグラムースとドライフルーツのカナッペ、蕗味噌クリームチーズのカナッペなどが提供された。
中でも目を引いたのは、鹿肉ボンレスハムと干しあんずのピンチョスと、宮崎キャビアのカナッペだ。これらのメニューは地域の最高級の食材や料理の技のショーケースであり、日本のおもてなしの伝統を反映したものだ。
林外相は会合で、出席した外相らに日本の伝統的な工芸と文化を紹介すべく「木曽漆器のカトラリーレスト」と「萩焼のぐい呑」を贈呈した。
G7外相会合は国際関係に関する議論を中心としたものだったが、そこでの食事体験は日本の文化とおもてなしにおける食の重要性を示した。丁寧に調理され盛り付けられたそれぞれの料理は、日本料理の特徴である料理の技と細部へのこだわりを反映したものだった。提供されたメニューは地元長野の味を届けただけでなく、国と国との強い関係を築くうえで文化交流が重要であることを思い出させるものとなった。