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食品価格は下落の見通しー石油、ガス、エルニーニョ現象が市場に影響か

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20 Dec 2023 08:12:28 GMT9
20 Dec 2023 08:12:28 GMT9

アラブニュースジャパン

東京:金融予測企業オックスフォード・エコノミクスは、世界の食料価格は2022年に過去最高を記録した後、2024年には下落すると予測している。ただし、価格は2019年に比べて約45%高いままとなる見通し。最新の報告書は、投入コストの低下と健全な収穫が価格の継続的な下落を助けるとしているが、エネルギー価格、金利、賃金の上昇、貿易制限により価格は依然として歴史的な高水準にあると指摘している。 原油価格は2024年まで下落すると予想されているが、パンデミック前のピークレベルより平均でほぼ20%高い水準が続くと予想されており、輸送コストへの圧力は維持されている。 同様に、肥料の重要な要素である天然ガスも、価格はパンデミック前の水準を大幅に上回る水準が続くとみられる。欧州の物価は平均して2019年の水準のほぼ2倍以上になると予想される。2024 年の主なリスクの 1 つは、世界の食糧供給を混乱させる可能性のあるエルニーニョ現象の到来だ。黒海の緊張激化もウクライナの穀物輸出に悪影響を与える可能性がある。世界的な気象パターンの変化が作物の収穫に影響を及ぼし、その結果として世界の食料価格が上昇する可能性があるため、エルニーニョ現象は食料価格に大きな混乱をもたらす可能性がある。ウクライナに関しては、黒海周辺の紛争激化により輸出がさらに大幅に抑制され、価格上昇圧力がかかるリスクが依然として残っている。 オックスフォード・エコノミクスは、世界銀行の食料価格指数で測定される世界の食料価格は2024年に4~5%下落するとみている。 大豆と米の収穫量は2023年から2024年にかけて記録的な水準に達すると見込まれており、小麦の収穫量は同時期に減少する可能性が高いものの、すでに

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