ドバイ:日系ペルー料理を提供する「イッセイ・ドバイ(Issei Dubai)」では4月21日から5月7日まで、2人のラテンアメリカ出身の才能溢れる女性シェフが腕をふるう「フォーハンズ・シェフ・ディナー」を開催し、食にうるさい人々を五感を刺激する食の旅へと誘う。
同店は今年、マスタークラス、限定シェフズテーブル(シェフが客の目の前で料理の腕をふるうプライベートダイニング)、料理コラボレーション、没入型体験イベントなど、さまざまな食体験を提供するイベント、「ドバイ・フード・フェスティバル」に参加。
ペルー人料理長のルイサ・セルナと、「The Girl and The Goose」を率いるニカラグア出身のガブリエラ・チャモロの2人が、食を通してそれぞれの国の豊かな文化遺産を伝えることを目指し、ラテンアメリカ料理を体現する味と技のシンフォニーを作り出す。
料理の一皿一皿をドリンクと巧みにペアリングしたダイニング体験は、食を愛する人々を伝説的なアンデス山脈から中米に広がる緑豊かな熱帯の風景へと誘うことだろう。
厳選された料理とドリンクのペアリングはラテンアメリカ料理が持つ美しさ と複雑さの証であり、何世代にもわたり受け継がれてきた伝統的な技術と食材を披露するものだ。
「フォーハンズ・シェフ・ディナー」のコースには、カリカリのサババナナの天ぷらに、ふりかけ、日本のマヨネーズ、生姜の甘酢漬けをミックスしてレタスカップに盛った「甘く香ばしいサババナナのフリカケ」が含まれる。
次に極上のマグロの赤身、日系風レチェ・デ・ティグレ、スモークアボガド、クリスピーなライスヌードルを使った、食欲をそそるマグロのセビーチェ・ニッケイ(日系)が提供される。
メインディッシュには、セコ・ノルテーニョソースに浸したシーバスのグリル料理にペルーのチャラキータとアロース・コン・チョクロを添えた「シーバス イッセイ」、または赤玉ねぎのピクルス、キャラメリゼした玉ねぎ、チミチュリソース、モリッタ唐辛子を使った「チキンダンプリングの蒸し焼き」が続く。
さらにデザートとして、バニラのクレームアングレーズ、アーモンドプラリネ、パイナップル、塩キャラメル、バナナアイスクリームからなる「フロム・フィロ・ウィズ・ラブ(From Phillo with Love)」が提供される。
活気に満ちたペルー・ピウラの街で生まれたセルナは、食に対する熱い情熱を持つだけでなくそれに見合う素晴らしい料理の腕を持ち合わせている。そして、ラテンアメリカと日本の味の両方を背景に持ち、「イッセイ・ドバイ」の厨房にユニークでクリエイティブなタッチをもたらす。
セルナは名門パチャクテク料理学校で伝説的なガストン・アクリオ氏のもとで学び、同校を卒業。その才能はすぐに認められた。
クラスをトップの成績で修了した彼女は念願の奨学金を得て、イタリア・ミラノのデヴェロホテル&スパ内にあるミシュランの星付きレストラン「デヴェロ」で働き、有名シェフ、エンリコ・バルトリーニの指導の下、腕を磨いた。
現在「イッセイ・ドバイ」の厨房を仕切るセルナのビジョンとは、日系料理が生まれたペルーと日本の味を融合させた食の旅にゲストを誘うことである。
最高級のペルー食材と日本の技術を使うことにこだわり、真にユニークで忘れられない料理を生み出す。
一方、ラテンアメリカ出身のチャモロシェフも明確なビジョンを持った料理人であり、料理に魔法を織り交ぜ、一生の思い出になるような親密なダイニング体験を生み出している。
生まれながらにしてストーリーを語る才能を持つチャモロは、その腕前を活かしてゲストをこの世のものとは思えない五感を活かした旅へと連れていく。
過去6年間、伝統的なラテンアメリカのレシピをより健康的なものにアレンジすることに専念し、一方で高級料理の域にまで高めてきた。
彼女の生み出す料理はニカラグアの伝統的なレシピと世界中の味が見事に融合するもので、まさにグローバルな食体験となっている。
チャモロの美食の旅は、ニカラグア料理を提供する有名なサパークラブ「Girls and the Goose」をオープンさせたことで始まり、同店はドバイの賑やかなグルメシーンで一躍話題となった。
そしてこの素晴らしい3年間にわたり、客に感動を与える料理を提供し、一生の思い出を作ってきた。