パリ:日本のビデオゲーム企業、任天堂は17日、最新作『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の売上が3日間で1,000万本を超えたと発表した。
任天堂はTwitterにて、1986年から続いてきた「ゼルダの伝説シリーズ史上最速の売上を記録したゲームになりました」と述べている。
『ゼルダ』シリーズはすでに史上屈指の成功を収めてきたゲームフランチャイズであり、今回の最新作が先週発売される前の時点でシリーズ合計1億2,500万本の売上を記録していた。
今年発売された大作ゲームとしては他に『ハリーポッター』シリーズが原作の『ホグワーツ・レガシー』があるが、こちらは2週間で1,200万本の売上となっており、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』はそれを上回る勢いで売上を伸ばしている。
『ゼルダ』シリーズはプレイヤーがバーチャル空間を自由に動き回れる「オープンワールド」ゲームの先駆け的な存在であり、そのコンセプトは後に『グランド・セフト・オート』や『スカイリム』など様々な作品で採用されるようになった。
任天堂は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』に収益増加とNintendo Switchのライフサイクル延長という期待を掛けている。Nintendo Switchに関しては、発売から6年以上が経過しライフサイクルの終わりに近づいていると専門家らは述べている。
アナリストらは、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が任天堂にとって今年の収益の中心になると予想している。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は批評家からほぼ例外なく高い評価を受けており、レビュワーによる評価集積サイトMetacriticでは100点中96点を記録している。
前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』発売から6年、世界中のファンたちが本作を入手するために店舗の外で発売を待った。
AFP