


リヤド:ワールド・フットボール・サミット(WFS)アジアの共同設立者兼ディレクターのヤン・アレッシー氏は5月25日、サウジアラビアは「サッカーの国際的な拠点」になる準備が整っていると発言した。
この発言は、12月に開催されるWFSアジアの第2回サミットのソフトローンチ中に出たものだ。第2回サミットでは世界のサッカー業界がリヤドに集結し、サッカーのエコシステムから1,500人以上の代表者や関係者が参加することが見込まれている。
サウジアラビアがサッカー界の中心となり、サッカー関連のクラブ、リーグ、連盟、ブランドの主要な意思決定者を集め、参加者全員がサッカーの未来を形作るために力を合わせることになる。
WFSアジアの第2回サミットは、FIFAクラブワールドカップの開催に合わせて予定されており、150名以上の講演者が参加し、100名を超えるメディア関係者が出席して広範な報道が行われる予定だ。
2日間にわたって開催されるこのアクション満載のイベントでは、戦略的ネットワーキングや知識共有セッションを通じて、ビジネスの成長を加速させる機会を得ることができる。
WFSアジアは、サウジアラビアのコングロマリットであるアルジャン・アンド・ブラザーズ・ホールディング(Aljan & Bros Holding)およびそのイベント子会社であるSATエンターテインメント(SAT Entertainmen)と、WFSアジアの今後5回のサミットをリヤドで開催することで合意に達している。第1回WFSアジアは、マレーシアのクアラルンプールで開催された。
アルジャン・アンド・ブラザーズ・ホールディングの副会長であるモハメド・ビン・アブドルアジーズ・アラジュラン氏は、「WFSアジアのサミットのようなイベントをサウジアラビア王国で開催することは、サウジビジョン2030の目標と完全に一致します」と述べた。
「私たちは、スポーツが世界中の人々を結びつけ、価値ある商業的パートナーシップを築くことができると確信しています。サッカーの圧倒的な人気は、雇用の創出、企業観光の促進、業界関係者の人材育成の機会を創出する可能性を秘めています」
サウジアラビアでWFSアジアの開催が決定したことは、サウジアラビアが世界のスポーツ大国として注目されつつあることを示すものだ。サウジアラビアはすでにAFCアジアカップ2027、FIFAクラブワールドカップの開催地に選ばれており、クリスティアーノ・ロナウドなどのトップクラスの選手を惹きつけている。
さらに、サウジアラビアは2030年のFIFAワールドカップの開催地として有力視されている。そして、サッカーだけでなく、LIVゴルフやeスポーツなど、他のスポーツでも躍進を遂げている。また、最近隣国カタールで開催されたFIFAワールドカップ・カタール大会の成功は、世界のスポーツ産業におけるこの地域の可能性にも光を当てるのに役立った。
WFSアジアは、サウジアラビアスポーツ省、サウジアラビアサッカー連盟、サウジ・プロフェッショナルリーグ、アジアサッカー連盟(AFC)の支持を得ている。
WFSアジアは、そのサミットを毎年恒例の国際的なサッカー関連イベントとして確立することを目標とし、サッカー業界の成長とコラボレーションを促進することを目指している。
2016年の設立以来、WFSは16のイベントで22,000人以上の参加者を集めることに成功し、WFSのプラットフォーム全体で8万人を超えるスポーツ業界のエグゼクティブからなるグローバルコミュニティを構築してきた。
WFSディレクターのアレッシー氏は初めてサウジアラビアを訪れ、今後はサウジアラビアが自分の第二の故郷となることを期待した。ソフトローンチで、同氏は次のように述べた。「サウジアラビアが世界のスポーツ界をリードする存在になることを目指していることを考えると、WFSがこの地でイベントを開催し、この地域の主要なサッカー関係者と世界の他地域の関係者を結びつけることは、非常に理にかなっていると思います」