ドバイ:AIを活用したクラウドベースのWeb 3.0プラットフォームを提供するザ・ゲーム・カンパニー(The Game Company)は、従来のゲームの枠を超え、革命的な究極のゲーム体験を提供する。
アラブニュース・ジャパンの独占インタビューに応じたザ・ゲーム・カンパニーの創設者兼CEOであるオスマン・マスード氏は、このような卓越したプラットフォームを生み出すもとになったインスピレーションについて次のように語った。「ザ・ゲーム・カンパニーの立ち上げを突き動かしたものは、イノベーションへの情熱と、ゲーム分野におけるWeb 3.0テクノロジーの活用においての計り知れない可能性です。この2つの組み合わせから、AIとクラウド技術を結びつけることで何か特別なものを生み出すというアイデアを思いつきました。私たちの目標は、障壁を打ち破り、包括性を促進しながら、ゲーマーに思い出に残るゲーム体験を提供することです」
カスタマイズされた魅力的な体験を保証するために、サイコグラフィックスとIOA(興味、意見、活動)戦略が採用されている。
AIはザ・ゲーム・カンパニーが提供するゲームプラットフォームの中心であり、IOAを使用してプレイヤーのパターンを分析することで、同社は嗜好やゲーム履歴に基づいてゲームを推薦することができる。
ザ・ゲーム・カンパニーは、最も先進的で柔軟かつアクセスしやすいサービスを提供する。このプラットフォームを利用するのに複雑で高価なハードウェアは必要なく、WindowsとAndroidに対応し、近日中にiOSにも対応する予定である。Web2ゲームおよびWeb3ゲームにも対応しており、ユーザーはアバター、トークン、NFTなどのデジタル資産を所有することで、プレイ時間を収益化することもできる。
進化するAIゲーム市場でアクティブなクリエイターでありつづけるのは、競争が熾烈で、多大な努力を要する。マスード氏はこの点についてインタビューの中で、「急速に進化するAIゲーム市場で競争相手の一歩先を進み続けることは困難なことですが、私たちはそれに立ち向かう準備があります。プラットフォームを立ち上げるにあたり、私たちは絶え間ないイノベーションと変化への適応を重視しています。プレイヤーが何を求めているのかを理解するために、新しいテクノロジーやゲームのトレンドを調査することに時間を費やしています。プレイヤーの声に耳を傾け、ゲームコミュニティに積極的に参加することを大切にしています。また、コラボレーションの力も認識しており、常にイノベーションの最前線にいられるようにゲーム業界内で戦略的パートナーシップを構築しています」
コラボレーションの力についての主張を裏付けるように、マスード氏は米国のラッパー兼起業家であるスヌープ・ドッグとテクノロジー起業家であるサム・ジョーンズが設立したライブ配信プラットフォームのシラー(Shiller)と提携した。
この重要なコラボレーションは、シラーの最先端ビデオコマース機能とザ・ゲーム・カンパニーのAIベースの没入型クラウドゲーミングプラットフォームのパワーを組み合わせ、他にはないゲーム体験を生み出す。
ゲーマーはゲーミングとコマースの融合を体験し、視聴者からネット上でチップやギフトを受け取ったり、デジタル製品や物理的な製品を宣伝したり、インタラクティブゲームや投票セッションを開催したりする機会を得ることができる。
このコラボレーションにより、ゲーマーはバーチャルな実績をNFTの作成や販売といった価値あるデジタル資産に変換することで、ゲームプレイを収益化できるようになる。
マスード氏は、湾岸協力理事会(GCC)加盟国と日本に事業を拡大することに興奮している。これらの地域は活発なゲームコミュニティを誇り、新しく革新的なゲームプラットフォームに対する強い需要があるからだ。
さらに、「日本は世界でも有数のゲーマー数を誇り、人口の58%がゲームをプレイしています。一方、中東には1億人以上のゲーマーがいます。私たちの目標は、市場のギャップを埋め、これらの地域のプレイヤーの多様な嗜好やニーズに応える新鮮でエキサイティングなゲーム体験を提供することです。GCC地域と日本の豊かなゲーム文化を取り入れることで、現地のゲームコミュニティと共鳴する包括的なゲーム環境を作り上げることを目指しています。私たちは、これらの地域のゲーマーとつながり、思い出に残るゲーム体験を提供できることに興奮しています」
続いてマスード氏は、この種の業界で彼が直面している課題について話した。最も顕著な課題は、ユーザーのデータの安全性と保護を確保することだ。
このプラットフォームでは、ユーザーの嗜好やゲーム履歴に基づいたおすすめゲームを提供するので、このカスタマイズされたサービスを促進するためには個人データや情報を共有する必要がある。
Web3技術を活用し、最先端の暗号化プロトコルを導入することで、不正アクセスからデータを安全に保護する強固な堅牢な対策を実装している。