
アル・ナスルは木曜日、インテル・ミラノと1-1で引き分け、2日前に同じ大阪長居スタジアムで行われたパリ・サンジェルマンとの0-0の決着に続き、またしても良い結果でアジアツアーを終えた。
アブドゥルラフマン・ガリーブは前半半ばにサウジアラビアに先制点をもたらしたが、その後、イタリアの強豪にダビデ・フラッテージのヘディングシュートを決められ、同点に追いつかれた。
後半、”ネッラズーリ”は圧倒的な攻勢に出たが、スコアは動かなかった。
“イエローズ”がすぐに試合を優位に進めた。19分、タリスカがフリーでヘディングシュートを放ち、アル・ナスルに先制点をもたらしかけたが、このブラジル人のシュートはゴールに迫るも、フィリップ・スタンコビッチにセーブされた。
その数秒後、クリスティアーノ・ロナウドがペナルティーエリアの外から強烈なシュートを放ち、ポストのわずかに外れたが、アル・ナスルと日本のファンを沸かせた。
しかし、アジアのファンは、24分に祝福の言葉を口にした。タリスカが完璧なパスをエリア内に浮かせると、ガリーブも同時にタイミングよく走り、冷静にゴールに流し込んだ。
昨年のロシュン・サウジアラビアリーグ準優勝チームに相応しいゴールだった。チャンピオンズリーグ準優勝チームにリードしたのだ。しかし、このゴールは相手の目を覚まさせた。
次の数分間に、ラウタロ・マルティネスがシュートをわずかに枠外に外し、ナワフ・アル・アキディがデンゼル・ダンフリースのシュートをセーブした。
ハーフタイム直前、インテルがチャンスをつかむ。フラッテージが右サイドからのダンフリーのクロスに反応し、ヘディングシュートをファーサイドの隅に流し込み、横っ飛びしたアル・アキディにチャンスはなかった。
アル・ナスルは同点に追いつかれたことに少し落胆したに違いないが、ルイス・カストロ監督は新シーズンのこのような試練を歓迎するだろう。
ポルトガルのボスはハーフタイムに多くの選手を交代させた。ロナウド、タリスカ、セコ・フォファナ、マルセロ・ブロゾビッチ、そして前半に負傷したように見えたガリーブはドレッシングルームから出てこなかった。
ハーフタイム後、インテルはよく練られた動きから、クリスチャン・アスラーニがエリア外からシュートを放つも、わずかに枠を外れた。
試合前、サウジアラビアからオファーがあったがミラノに残ることを決めたと語っていたマルティネスはボックス6ヤード手前からヘディングシュートを放った、その直後、ステファノ・センシがシュートを放つが枠を外れた。
だが、チャンスが訪れマルティネスがペナルティエリアの中央からGKをかわしてシュートを放つ。インテルはその後も攻め続けたが、アル・ナスルは残り20分で控え選手を全員入れ替え、堅い守備を続けた。
これはプレシーズンの親善試合に過ぎなかったかもしれないが サウジアラビアのチームにとっては名誉ある試合であり、印象的な結果であった。
アル・ナスルは国際的な評価と自信を手に帰国し、来月から始まる新シーズンに向けて、準備の最終段階に入る。