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衆参2補選、岸田新体制の試金石=解散視野に与野党激突

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19 Sep 2023 12:09:04 GMT9
19 Sep 2023 12:09:04 GMT9

10月の衆参両院補欠選挙は、衆院長崎4区と参院徳島・高知選挙区で実施される見通しとなった。第2次岸田再改造内閣が発足して最初の国政選挙。新体制の今後を占う試金石となる。結果は岸田文雄首相の衆院解散戦略にも影響を与えるとみられ、与野党が激しい選挙戦を繰り広げそうだ。

長崎4区は、自民党の北村誠吾元地方創生担当相の死去を受けたもの。徳島・高知選挙区は、元秘書への暴行問題で高野光二郎前参院議員(自民を離党)が辞職したことに伴う。いずれも10月22日に投開票される。

長崎4区で、自民は新人を擁立して議席死守を狙う。野党側は、比例復活した立憲民主党の現職を、共産党が自主支援するなど候補を一本化。与野党一騎打ちの構図になる見通しで、自民幹部は「油断できない」と気を引き締める。

徳島・高知選挙区は、自民が元高知県議の新人を擁立。ただ、暴行問題の影響が尾を引く。無所属で出馬する立民の元職は、参院2期、衆院1期などを務めた実績をアピール。立民は岡田克也幹事長が17日に現地入りするなど総力戦の構えだ。日本維新の会も擁立作業を進めている。

首相は、補選全勝で政権基盤を安定させ、衆院解散のフリーハンドを得たい考え。新たに起用した小渕優子選対委員長を「選挙の顔」と期待するが、党内からは「二つとも勝たなければ政権運営が厳しくなる」との声も上がる。

一方、政党支持率の低迷にあえぐ立民も、反転攻勢のきっかけにできるかが問われる。泉健太代表は15日、記者団に「補選で必勝を期す」と対決姿勢を鮮明にした。 

時事通信

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