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日本の親ロシア派国会議員、モスクワ訪問をめぐって離党へ

元外務政務次官の鈴木宗男氏は、中道右派の野党である日本維新の会に離党届を提出した。(AFP通信)
元外務政務次官の鈴木宗男氏は、中道右派の野党である日本維新の会に離党届を提出した。(AFP通信)
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10 Oct 2023 09:10:57 GMT9
10 Oct 2023 09:10:57 GMT9

東京:モスクワを突然訪問し、ウクライナでの戦争勝利についてロシアへの支持を宣言した日本の親ロシア派議員は10日、批判を受けて所属していた野党から離党した。

元外務政務次官の鈴木宗男氏は、中道右派の野党である日本維新の会に離党届を提出した、と同党の藤田文武幹事長が発表した。

藤田幹事長によると、党は今回の渡航をめぐって除名処分を準備していた。しかし鈴木氏から代表らに対し、自分の意思で離党したいとの申し出があったと語った。

「党は彼の意思を受け入れることに決めました」と藤田幹事長は記者会見で述べたが、それ以上の説明はなかった。

ベテラン議員の鈴木氏は、引き続き国会議員として活動する。現在の任期が満了するのは2025年となる。

同議員は10月1日から5日間ロシアを訪問し、アンドレイ・ルデンコ外務次官を含むさまざまなロシア政府高官と会談した。

昨年モスクワがウクライナへ侵攻して以来、日本の議員がロシアを訪問したのは初めてのことだった。

鈴木氏は訪問中、ロシアのメディアに対してモスクワの勝利を確信していると語り、このコメントを日本への帰国後にも繰り返した。

日本は、紛争をめぐって米国や欧州連合(EU)などの同盟国に味方し、モスクワを制裁しており、ロシアを訪問しないよう国民に要請している。

かつて与党の自由民主党に所属していた鈴木氏は、日本の北方沖の小さな島々をめぐるロシアとの領土問題解決を目指す自国の取り組みに深く関わってきた。

彼は、贈収賄と政治資金スキャンダルを理由に2000年代初頭に自民党からの離党を余儀なくされていた。

AFP

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