
上川陽子外相は12日(日本時間同)、訪問先のタイの首都バンコクでパーンプリー副首相兼外相と会談した。経済関係を強化するため、投資環境の改善などに連携して取り組むことで一致。パーンプリー氏は、デジタルトランスフォーメーション(DX)など新しい分野での日本の協力に期待を示した。日本外務省が発表した。
パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘についても意見交換。上川氏はハマスによる攻撃に対し「テロ攻撃を断固として非難する」と表明し、事態沈静化に向けてタイと連携する考えを示した。
両氏は12月に東京で開く日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の特別首脳会議での協力も確認した。
時事通信