Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • ウクライナ紛争、イラン核合意、パンデミック後の不安が中東サミットの焦点に

ウクライナ紛争、イラン核合意、パンデミック後の不安が中東サミットの焦点に

2022年3月25日、ヨルダンの紅海リゾート地アカバで会談するエジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領、ヨルダンのアブドッラー2世国王、アブダビのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子殿下、イラクのムスタファ・アル・カディミ首相(左から右へ)。(AFP)
2022年3月25日、ヨルダンの紅海リゾート地アカバで会談するエジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領、ヨルダンのアブドッラー2世国王、アブダビのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子殿下、イラクのムスタファ・アル・カディミ首相(左から右へ)。(AFP)
Short Url:
26 Mar 2022 04:03:15 GMT9
26 Mar 2022 04:03:15 GMT9
  • ジョー・バイデン米政権がロシアのウクライナ戦争に対抗して同盟国や協力国で結束しようとする中、ブリンケン国務長官は来週、中東と北アフリカを訪問する

ダオウド・クタブ

アンマン:複数の地域サミットにおいて、ウクライナ・ロシア紛争、ウィーンでのイラン核合意の可能性、そしてポストパンデミックの経済不安が議題に上るとみられる。

一つは、アカバでのイラク、UAE、エジプト、ヨルダンの4ヵ国首脳会議だ。また、イスラエルではアントニー・ブリンケン米国務長官との外相会談、エジプトのリゾート地シャルム・エル・シェイクではアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領、イスラエルのナフタリ・ベネット首相、アブダビのムハンマド・ビン・ザーイド皇太子殿下の3ヵ国首脳会議が予定されている。

ジョー・バイデン米政権がロシアのウクライナ戦争に対抗して同盟国や協力国で結束しようとする中、ブリンケン国務長官は来週、中東と北アフリカを訪問する。

アンマンにあるアル・クッズ政治研究センターのセンター長を務めるオライブ・ランタウィ氏は、これらの会合は、協定の締結や新たな誓約への署名を目的にしたものではなく、むしろ調整と協議を目的としたものだと述べた。

「ウクライナ・ロシア紛争、そしてウィーンでの核合意の可能性によって、すべての会合参加国が重要な局面に差し掛かっていることを認識していると思う」と、ランタウィ氏はアラブニュースに対して語った。

ランタウィ氏によると、米国が会談をした相手国はすべて米国の強力な同盟国であるが、ウクライナ戦争については米国の望むレベルでの対応には渋っていたという。

政治戦略家であるランタウィ氏は、会談の相手国は「特定の合意に達するよりも、協議して立場を調整することを望んでいる」と考えている。

ヨルダンの上院議員で、同国の与党政党創設の取り組みの中心人物であるジャミール・ニムリ氏は、現在のハイレベル協議の中で、イランとウクライナが2つの重要な要素であることに同意した。

「私たちが見ているのは、従来のやり方ではない政治的な動きです」と、ニムリ氏はアラブニュースに対して語った。

これらのハイレベル協議では、ポストパンデミックの経済的困難や食料・エネルギーコストの混乱への懸念についても議論される可能性がある。

ニムリ氏は、エジプトは経済問題に直面しており、ウクライナ紛争により、ロシアとウクライナの双方からの小麦の供給に影響が出る恐れがあるほか、石油消費国のエネルギーコストが急上昇する恐れがあると述べた。

ランタウィ氏は、多くのアラブ諸国にとって食糧とエネルギーは「国家安全保障の一部」となりつつあり、この地域は危機的状況にあるため、どこかで発生した火花によって爆発してもおかしくないと述べた。

ランタウィ氏は、「ウクライナの問題がある中で、米国の国務長官とアブドッラー国王がラマッラーを訪問するのは異例のことです」と述べ、アル・アクサモスクで何かが起こった場合、多くの国に波紋が広がることが懸念されると付け加えた。

「国王がラマッラーに行くことも、米国の高官がパレスチナの占領地を訪れることも、めったにないことです。彼らは皆、アル・アクサーの火花が、アラブの春の記憶を呼び覚ますようなドミノ効果を地域にもたらす可能性があることを知っているのです」

イラン核合意やウクライナから出てくる二極化の流れの影響を懸念して、ほぼ全ての会合にUAE首脳が出席するなど、これらの様々なハイレベル協議には湾岸諸国の影響が強く出ているとみられる。

特に人気
オススメ

return to top