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岸田首相、UAE、カタール、ヨルダンの首脳と個別に電話会談

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19 Oct 2023 02:10:17 GMT9
19 Oct 2023 02:10:17 GMT9

アラブニュース・ジャパン

岸田文雄首相は、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、ヨルダンの3カ国の首脳と個別に電話会談を行った。

外務省によると、岸田首相はまずUAE大統領のシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下、続いてカタール首長のシェイク・タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ殿下、その後、ヨルダンのアブドッラー2世・イブン・アル・フセイン国王陛下と電話で話し合った。

岸田首相はさらに、事態の沈静化に向けた3カ国の外交努力に謝意を表明するとともに、日本はガザ地区の住民に対し、国際機関を通じて総額1000万ドルの緊急人道支援を実施する意向であることを明らかにした。

これに対し、UAEのシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド大統領は岸田首相に対し、事態に対する深刻な懸念を共有していると述べ、事態沈静化のためのUAEの外交努力について説明した。また、シェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド大統領は、日本の外交努力と人道支援に対する謝意を表明した。

外務省によると、両首脳は国連安全保障理事会を含め、引き続き緊密に協力し、人道状況の改善と事態の沈静化に取り組むことで一致したという。

また、同省によると、カタールのタミーム首長は、現地の状況について深刻な懸念を共有していると述べ、事態の沈静化と、人質の早期解放を実現するためのカタールの外交努力について説明した。 

両首脳は、両国間の緊密な協力関係を維持し、人道状況の改善と事態の沈静化を図ることで一致した。

一方、ヨルダンのアブドッラー2世国王陛下は、現地の状況について大きな懸念を共有していると述べ、紛争勃発後のヨルダンの外交努力について説明した。また、イスラエルからの邦人退避に引き続き協力していくと述べ、日本の外交努力と人道支援を高く評価した。

ヨルダンでは、イスラエルからの邦人退避のために自衛隊機が駐機しており、岸田首相はヨルダンの協力に深い謝意を表明した。

岸田首相とアブドッラー2世国王陛下は、暴力は何一つ良いものを生み出さないとの認識を共有し、事態のさらなる深刻化を防ぐために緊密な協力を維持することで一致した。

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