自衛隊の殉職隊員追悼式が21日午前、防衛省で行われ、岸田文雄首相や木原稔防衛相、遺族ら約300人が参列した。
首相は「強い覚悟で職務遂行に全身全霊をささげた殉職隊員はわが国の誇りだ。このような不幸が再び起こることのないよう、最善の努力を尽くしていく」と述べた。
昨年9月からの1年間に公務災害での死亡が認定された隊員は26人。陸上自衛隊20人、海上自衛隊5人、航空自衛隊1人の名簿が新たに慰霊碑に奉納された。
沖縄県の宮古島沖で起きた陸自ヘリコプター事故で死亡した第8師団長(当時)の坂本雄一陸将ら10人や、岐阜市の陸自射撃場で発生した小銃発砲事件の犠牲者2人が含まれる。
自衛隊の前身、警察予備隊が発足した1950年以降、殉職隊員の累計は2080人となった。
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