
岸田文雄首相は25日夜、デンマークのフレデリクセン首相と首相官邸で会談し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて協力することで一致した。2014年以来となる共同声明も交わした。
フレデリクセン氏は共同記者発表で、中国を念頭に経済安全保障で連携する必要性を指摘。「インド太平洋と欧州の安全保障は密接につながっている」と述べた。
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が激化するパレスチナ自治区ガザの人道状況改善に向け、緊密に連携することを確認した。ウクライナ支援を継続する必要性も申し合わせた。
フレデリクセン氏は今回が初の訪日。両首脳は国連安全保障理事会改革や気候変動対策についても議論した。
時事通信