
ヨルダン川西岸地区ラマッラー: イスラエル軍兵士は、ヨルダン川西岸地区で車両から発砲したパレスチナ人武装集団2人を殺害した。
軍は、パレスチナの紛争地ジェニン近郊の前哨基地で、複数の武装集団が兵士に発砲するために使用したとする2丁の自動小銃の写真を公表した。
パレスチナのワファ通信は、治安当局は2人の死亡を確認し、保健省は2人が負傷したと発表した。
ヨルダン川西岸地区では、イスラエルがガザのパレスチナ過激派組織ハマスとの戦いを推し進め、暴力が増加している。
イスラエルは、ハマスが10月7日にイスラエル南部を攻撃し、1,200人が死亡、253人が人質に取られた後、ガザでの攻撃を開始した。それ以来、34,000人以上のパレスチナ人が殺害され、住民のほとんどが避難している。
ヨルダン川西岸地区での暴力は、戦争前からすでに増加傾向にあったが、その後、イスラエルによる襲撃やパレスチナ人による街頭攻撃が強化され、再燃している。
ヨルダン川西岸地区とガザ地区は、1967年の戦争でイスラエルが占領した地域で、パレスチナ人が国家樹立を求めている地域のひとつである。米国が仲介した和平交渉は10年前に決裂した。
ロイター