
日本の菅義偉官房長官が土曜、中国外交トップの楊潔篪(ヤン・ジエチー)氏と東京都内で会談を行った。
菅氏と中国共産党中央政治局委員を務める楊氏は、中国や日本を含む世界各地で感染拡大が続く新型コロナウイルス(COVID-19)への対応を協議した。
両者は、4月上旬で調整している習近平国家主席の国賓来日に関する意見交換も行ったとみられる。
また、楊氏は土曜午前、与党自民党の二階俊博幹事長とも会談。さらなる感染拡大の阻止に向け、日中両国間で協力することを確認した。
楊氏は、中国には防護服5000着とマスク10万枚を日本に提供する計画があると表明。中国で発生したウイルスの感染拡大のさなかにある日本では、マスクの供給が不足してる。
楊氏の発言に対して二階氏は謝意を示し、事態の終息後に中国を訪問する計画があると伝えた。
時事通信