
北京:中国の外務省は11月27日、中国の外交トップである王毅氏が今週、国際連合安全保障理事会でイスラエル・ハマス間の紛争に関する会合を開くためにニューヨークを訪れると発表した。
「中国は国際連合安全保障理事会において今月、持ち回り制となっている議長国を務めていますが、11月29日にパレスチナ・イスラエル問題に関するハイレベル会合を開く予定です」と報道官である汪文斌氏は述べた。
汪文斌氏はさらに、会合では王毅氏が議長を務めることになると続けた。
過激派であるハマスは10月7日に国境を越えてなだれ込み、イスラエル高官たちによればそのほとんどが民間人である1,200人を殺害し、さらに240人を人質に取った。
イスラエルは報復としてハマスを殲滅するための軍事作戦を開始した。ガザのハマス政府によれば、これにより15,000人近い人々が殺害されており、そのほとんどは民間人である上、何千もの子供が含まれているという。
中国は先週、イスラエル・ハマス間の休戦を歓迎した。この休戦は11月24日に始まり、何十人もの人質の解放や、100人以上のパレスチナ人囚人の釈放へとつながった。
11月27日、休戦協定は最後の24時間に入った。
中国政府は今週に国際連合で開かれる会合が「停戦および戦闘の終了」を達成し、「ガザで起きている人道危機の緩和に貢献する」ことを期待していると、汪文斌氏は述べた。
中国は歴史的にパレスチナの大義に対し同情的であり、イスラエル・パレスチナ紛争の二国家解決を支持してきた。
中国の国家主席である習近平氏は、今回の戦いを解決するための「国際平和会議」を呼びかけてきた。
AFP