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ガザ停戦決議案への米拒否権行使は「残念」:上川外相

22日の記者会見で語る上川陽子外務大臣(ANJ)
22日の記者会見で語る上川陽子外務大臣(ANJ)
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23 Dec 2023 03:12:31 GMT9
23 Dec 2023 03:12:31 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京:上川陽子外相は金曜日、国連安全保障理事会のガザ停戦決議案に米国が拒否権を行使したことは残念であり、現在の世界を反映した安保理が必要であることを強調した。
 
多くのパレスチナ人がイスラエルの行動を大量虐殺とみている中で、アラブ首長国連邦(UAE)が90カ国以上の加盟国による支持を得て、安保理に即時かつ持続的な人道的停戦を提案した。アントニオ・グテーレス事務総長は、パレスチナ、イスラエルのどちらの民間人にも保護の必要があることを強調、人道援助の条件はもはや存在しないと述べたが、米国はこの決議案に拒否権を行使した。
 
上川氏は、「現地時間 12 月 8 日に採決されたUAE 提案の安保理決議案には、わが国も賛成をしているところである。結果として採択に至らなかったことが残念であると思っている」と記者会見で語った。
 
上川氏は、ウクライナや中東の状況は安保理が抱える問題を浮き彫りにしていると述べ、各国の利益を反映した改革の重要性を強調した。また、改革が複雑な問題であることを認めつつ、日本は今後も各国と連携して粘り強く取り組んでいくと語った。
 
「本年9 月の就任以降、安保理改革の重要性を様々な機会に一貫して強調してきた。国連創設時から世界は大きく変化しており、現在の世界を反映した安保理が必要ではないかと考えている」と上川氏は強調した。
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