
東京:上川陽子外務大臣は、火曜日に東京で開かれた記者会見で、2024年のキーワードを発表した。
「今年最後の記者会見の際に、今年私たちが経験したことを振り返りながら、来年(2024年)の希望と抱負を述べさせていただきます」と述べた上川氏は、「ウクライナや中東のような常に変化する国際的な状況に直面する外務大臣として、私は、私たちが直面する激変の中でも堅固な外交的存在を維持し、国益を守るために強力で柔軟な外交の重要性を認識しています。そのために、来年度については『しなやか』という言葉を選びました。これは強さと柔軟性を表しています」と述べた。
上川氏は、「しなやか」は通常、経済やセキュリティの領域で、サプライチェーンの強靱さを表すために使用されているが、これは民主主義にも適用可能だと指摘した。
「国際社会で民主主義の真実が試されています。多様な意見に基づく民主的なシステムは、時には独裁的なシステムと比べて不十分に見えることがあります。しかし、それは多様性と包括性を受け入れることができる柔軟なシステムです。民主主義は平和と人々の自由を守るために極めて重要です。したがって、日本の外交においても民主主義の保護は極めて重要な要素です。このアプローチを基に、来年も外交的な努力を続けたいと思います」と述べた。
上川氏は、自身の優先事項として法の支配に基づく自由で開かれた秩序の維持と強化を挙げ、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の維持にコミットした。さらに、法務大臣としての経験を活かし、公式の安全保障支援(OSA)、経済安全保障、サイバーセキュリティに関して「法の支配」を強化すると述べた。