
エルサレム:イスラエル軍は16未明、ヨルダン川西岸地区の空爆でパレスチナ武装勢力の幹部を殺害し、彼が計画していた「テロ攻撃」を未然に防いだと発表した。
アーメド・アブドラ・アブ・シャラルは、併合された東エルサレムでのテロ攻撃を含む、過去1年間の「多数のテロ攻撃」関与していたと軍は述べた。
「彼は、精密な空爆により排除された」と、軍は車両への空爆を映した動画リンク付きの声明で述べた。
ラマッラーのパレスチナ保健省は、「占領軍(イスラエル)によって車両爆破で殺害された身元不明の殉教者」の遺体がナブルスの病院に収容されたと発表した。
軍によると、アブ・シャラルは「彼の組織の構成員が差し迫ったテロ攻撃を行おうとしている」という情報に従って殺害されたという。
軍は詳細を明らかにしなかったが、彼は昨年4月に東エルサレムのシモン・ハツァディク地区で銃撃事件を起こし、住民2人が負傷した。
アブ・シャラルはまた、10月にイスラエル軍を爆弾で攻撃し、兵士1人が負傷した。軍は、兵士が標的となった場所については特定していない。
「アブドラの指導の下、ナブルスのバラタ(難民)キャンプのテロ組織は、イランの支援により資金と指導を受けていた」と軍は主張した。
10月7日にガザでイスラエルとハマスの戦争が始まって以来、ヨルダン川西岸地区では、2000年から2005年の間に起こった第二次パレスチナ蜂起(インティファーダ)以来見られなかったレベルの暴力が発生している。
イスラエル軍の襲撃や入植者による攻撃により、双方の情報源に基づいてAFPが集計したところ、同地域では約350人が死亡している。
AFP