
東京:コロナウイルスを理由に、日本人が集まって花見を楽しむのを禁止するのは、「イタリア人からハグを取るようなもの」と、木曜日、東京都知事が語った。
それでも、小池百合子は、友人や家族が桜の木の下に集まって豊富な料理やドリンクを口にする伝統的な「花見」パーティーを自粛するよう、人々に要請した。
日本の安倍晋三総理と会談した後、小池は次のように語った。「我々は花見についてはどうすべきか議論しました。これは屋外で行われます。東京都としましては、皆さんに花を愛でていただきたい」。
「日本人から花見を取るのは、イタリア人からハグを取るようなもの」と、彼女は語った。
「しかし、例えば、毎年のようにブルーシートを広げて、上野公園でパーティーを楽しむといったことは控えていただくようお願いしたい」と彼女は付け加え、酒盛りをする人々に人気の大きな都心の公園について言及した。
気象予報士らは、東京では3月17日前後に桜の開花が始まると予想している。
小池はこれまでに、都が主催する、または食事の提供を伴う屋内イベントについては、2月22日から3月15日までの間、延期または中止すると語っていた。
今月これまでに行われた東京マラソンは、エリート選手のみに出場が制限されたが、小池とその他の幹部関係者らは、7月24日に開会する予定のオリンピック大会は予定通り行われると強調してきた。
イタリアはヨーロッパで最も影響が深刻で、同国はわずか2週間の間に800人以上の命を奪ったこのウイルスの感染拡大を防止するため、事実上封鎖状態となっている。
イタリア国民は、お互い少なくとも1メートル(3フィート)の距離を置くよう言われており、握手、そしてハグは、冷たい目で見られている。
AFP通信