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ＩＡＥＡ事務局長、岸田首相に汚染水放出は順調と報告
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14 Mar 2024 10:03:36 GMT9
14 Mar 2024 10:03:36 GMT9
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東京：国際原子力機関（IAEA)のラファエル・マリアーノ・グロッシー事務局長は、水曜日に福島を訪問し、ALPS処理水の海洋放出が安全に行われていること、国際基準に完全に準拠していることを確認、その後木曜に岸田文雄首相を表敬訪問した。
そして同氏は、IAEAは反核団体や中国、韓国などから非難を浴びている処理水の放出への関与を継続する、と付け加えた。
グロッシー事務局長は、不拡散問題について議論し、福島での放出に関して中国を安心させるため、近く同国を訪問する予定だと述べた。
また、最近ウクライナとロシアを訪問し、両国の大統領と会談し、ウクライナのザポリージャ原子力発電所の状況についてウラジミール・プーチン大統領に懸念を表明したほか、イランと同国の核開発計画に関するJCPOA協定についても話し合ったと述べた。
岸田首相は、ALPS処理水の海洋放出に対するグロッシー事務局長のコミットメントに感謝の意を伝え、日本は国際社会の理解をを得るため、そして科学的根拠に基づいたプロセスの透明性を維持するために、IAEAと引き続き協力していくと語った。
岸田首相はまた、日本とIAEAとの関係はALPS処理水に関連する問題に限定されない、とし、原子力技術の活用は世界が直面する様々な地球規模の課題に対する解決策の一つであり、日本としても原子力分野の国際権威であるIAEAと様々な分野で緊密に連携していきたいと述べた。
グロッシー事務局長は、原子力の平和利用を促進する日本の努力に感謝の意を表明した。
また，岸田首相は、核兵器のない世界の実現に向けた現実的かつ実用的な努力の基礎として不拡散条約を重視している旨述べた。また両者は原子力の不拡散と平和利用の分野で協力を継続することで一致した。
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