
東京---- 来月の東京オリンピック体操競技予選大会が水曜日にキャンセルされた。この予選では、出場者の中でも米国のスーパースター、シモーネ・バイルズ選手が目玉となることが期待されていた。コロナウィルスのパンデミックが今年の大会に引き続き影を落としているからである。
日本体操協会(JGA)は、オリンピックのテスト大会であり、4月4 日、5日に開催予定だった体操ワールドカップ東京大会の中止を発表した。わずか数日前に無観客での開催を発表したばかりだった。
「欧州でのコロナウィルス感染拡大の影響および他の国々のワールドカップのキャンセルにより、多くの選手や審判が大会への不参加を決めました」とJGAは声明で述べた。
一流体操選手でオリンピック四冠を達成しているバイルズ選手は、2020年東京大会に他のスター選手とともに参加する予定で、同大会の当初のエントリーリストに名を連ねていた。
2020年東京大会組織委員会によれば、4月6日に予定されている新体操のオリンピックテストイベントは開催の方向で進んでいる。
「開催の安全性の確認後に、2020年東京大会は予定されている日程で運営テストを行う予定です」と主催者は話し、国際オリンピック委員会(IOC)と国際体操連盟に相談する予定だと言い添えた。
テスト大会の中止は、オリンピック大会の7月24日の期日通りの開催が危ぶまれる中で決まった。
主催者とIOCは、予選大会から聖火リレーに至るまで、イベントの中止や変更があったとしても、開催準備は進んでいると主張している。
2020年東京大会主催者は、「苦渋の」決断をし、金曜日の聖火の日本到着以降、国内を縦断する聖火リレーの規模を縮小すると火曜日に話した。
共同通信社が行った最近の世論調査では、日本に住む回答者の70%が予定通りの大会開催は無理だと思うと答えたことを明らかにした。
しかし、IOCは火曜日に、これまでプログラムに変更はなかったと述べた。
IOCはローザンヌで開かれた取締役会後の声明で、「IOCは依然として2020年東京オリンピック競技大会に全面的に取り組んでおり、大会前4ヶ月以上を残していることから、この段階で大きな決定をする必要はない」と述べた。
「現段階ではいかなる憶測も逆効果です。」
AFP