
東京:北朝鮮は、岸田文雄首相をはじめ日本とは他の誰とも会談を設定するつもりはないとの立場をあらためて明らかにした。
岸田氏は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記との会談の意向を示しているが、北朝鮮側の反応は冷ややかだ。
金総書記の妹の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長は火曜日、日本とのいかなる接触も拒否すると述べたと報じられた。
国営の朝鮮中央通信によると、北朝鮮は「朝日対話はわれわれの関心事ではなく、われわれは日本のいかなる接触の試みも許さないであろう」と表明した。
李龍男(リ・リョンナム)・在中国朝鮮大使は3日、北朝鮮は「日本側といかなるレベルでも会うことがないという立場を再度明白にする。」と述べた。
北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相も金曜日、「日本の岸田首相が『拉致問題』にまたも言及し、朝日間の諸懸案解決のために従来の方針の下、引き続き努力を続けるという立場を明らかにした。現実をあえて否定し無視しながら、実現できないこと、解決されることのない問題に執着し、あくまで固執する理由について理解できない」との声明を発表した。
チェ氏は、「拉致問題」について、「解決してあげることもなければ、努力する義務もなく、またそのような意思も全くない」と述べた。さらに、「日本のいかなる接触の試みも許さないであろう」と繰り返した。