
花見シーズンが本格化する中、民間気象会社ウェザーニューズは3日までに、今年の花見予算が同様の形式で調査を始めた6年前から最高の平均2831円になったとの調査結果を発表した。昨年より301円増え、新型コロナウイルス流行前の2019年よりも103円多かった。
花見調査はスマートフォンアプリを使って2月24日から3月3日まで実施。予算0円、500円~1万円以上まで、500円刻みで選択する形式で、0円を選んだ人を除いた。
都道府県別ではトップは山梨の3688円。徳島3684円が続き、3位は岡山の3410円だった。昨年1位の秋田は6位の3282円だった。調査の中では52%が花見に「行く」と答えたほか、花見旅行をすると答えた人も昨年より増えており、同社は飲食代に加えて交通費が上乗せされ、予算が増加したとみている。
調査では「行ってみたい桜の名所」についても質問。トップは弘前公園(青森)で、吉野山(奈良)や三春滝桜(福島)、五稜郭公園(北海道)の人気が高かった。
気象庁によると、桜の開花は2日夕までに39都府県で観測されている。また、九州の各地などで満開を迎えているという。
JIJI Press