
米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は19日、長崎市を訪れ、長崎原爆資料館を視察した。大使は視察後、原爆について「破滅的な影響が残されてしまう」と指摘し、「二度と使ってはならないという気持ちを新たにした」と強調した。
大使は「私たちは世界のあらゆる場所で核兵器の拡散を阻止し続けなければいけない」と表明。「核戦争に勝者はいない」と説いた上で、「長崎が核兵器の恐怖を体験する最後の場所となるよう私たちは努力することができるし、努力をしなければならない」と訴えた。
資料館では、長崎県の大石賢吾知事と長崎市の鈴木史朗市長が出迎えた。資料館訪問に先立ち、大使は市内の平和公園で献花した。
時事通信