ジェッダ： サウジ民間航空総局（GACA）は、例外的ケースにおける国際移動の承認後も続行するパンデミックに対応する最新の移動ガイドを発表した。

新たな規制ではサウジアラビアに入国する非サウジ人に対し、フライト日から48時間以内のコロナウイルス病（COVID-19）検査および陰性結果の医療レポートの提出を義務付けている。結果に関わらず、症状がみられる場合は報告する必要がある。

サウジ人・外国人ともに、サウジアラビアに到着後はサウジ保健省により定められた期間の自己隔離が求められる。

新ガイドラインは、旅行者がチケットをオンライン購入すること、到着時に体温測定を受けること、体温が38℃以上の人は空港への入場が認められないことを承認することを定めた旧ガイドラインを上書きするものではない。

また旅行者は頻繁に手指消毒剤を使用すること、マスクを着用すること、マスクおよび手袋なしには飛行機への搭乗や飛行時間中機内に残ることが認められないことを理解すること、等の日常的な予防措置を遵守することが求められる。到着後、旅行者はマスクと手袋を空港のゴミ箱に廃棄することが求められる。

旅行者は機内での支払いにおいて電子支払い手段を使うこと、機内および搭乗待ちの列ではソーシャルディスタンス（社会的距離）を遵守すること、そして客室内には荷物1点のみを持ち込むことが求められる。荷物用トロリーを使用する際には、徹底的な消毒を行うため旅行者には使用後元の位置に戻すことが求められる。また空港スタッフおよび乗組員にも健康診断を受けること、常時消毒剤を使用すること、マスク・手袋・防護具を着用することが求められる。

すべての空港には手指消毒剤の提供、およびボーディングブリッジ、シャトルバス、医療用ボーディングリフトを繰り返し消毒することが義務付けられる。

ボーディングパス発行時およびバゲージクレーム通過時に旅行者と空港スタッフとの間に距離を確保するためのガラス製バリアがGACAにより設置されている。

また、ウイルス保菌が疑われる旅行者を収容するための隔離棟も各空港に設けられた。

空港ではレストラン、カフェ、免税店で旅行者とスタッフの間に1.5メートルのソーシャルディスタンスを保つことも求められる。空港で行列に並ぶ際にも、人と人との間は1.5メートル開けて並ぶ必要がある。

SPA