

東京:中東グローバル問題カウンシル(Middle East Council on Global Affairs)のミルディフ・アルカシュティ氏は月曜日、東京の名門・早稲田大学で開催されたマジリスで「小規模湾岸諸国の外交政策における仲介:カタールモデル」と題する講演を行った。
アルカシュティ氏はカタールが関与してきた仲介の事例と、国際関係や外交政策において役割を果たしてきた役割について説明した。
アルカシュティ氏はアラブニュース・ジャパンの取材に、「仲介の際にはどのような課題と可能性があり、どのようにソフトパワーや外交政策へ適応できるのかについて詳細に説明しました。仲介国としての役割で生じる課題や、仲介努力を損なう可能性、メディアによる貢献と後退要素などについても議論しました」と語った。
アルカシュティ氏は、超大国の立場に大きな変化が起こり、交渉関係国が誠実さを維持しなくてはならないケースについて言及した。
マジリスでは、仲介がなぜ国家にとってのツールとなり得るのか、どのように利益に合致し、地域的・国際的に地位を高める形でソフトパワーに焦点を当てることにつながるのかについても議論した。
さらに、この分野の研究方法論に注目し、いくつかの仲介モデルについて明らかにした。
アルカシュティ氏はカタール大使の協力と聴衆の「深い理解」に謝意を表した。
今回のマジリスを主催したのは、早稲田大学における「カタールチェア:イスラム地域研究へのカタールチェア」でチェアプロフェッサーを務めるアブドゥッラー・バーブード教授であった。