リヤド:監視・汚職防止局(Oversight and Anti-Corruption Authority)のマジン・アル・カームス局長率いるサウジアラビア代表団が、9月24日から27日まで中国・北京で開催される「汚職防止法執行当局グローバル・オペレーショナル・ネットワーク総会に参加している。
会議において、アル・カームス氏は、中国がこのイベントを主催したことに感謝の意を表し、マネーロンダリングや仮想通貨の不正使用など、進化する汚職犯罪に対処するためのネットワークの取り組みを強調した。
また、サウジアラビアが国際的な汚職に対抗する協力体制の強化、汚職に関与した個人の追跡、不正資金の追跡に尽力していることを強調した。
アル・カームス氏は、当局がGlobEネットワークを通じて同業者と協力し、疑わしい組織に関する情報を交換できるメリットを指摘した。
GlobEネットワークは、2020年のG20サミットでサウジアラビアが立ち上げたもので、2021年12月17日、エジプトで開催された国連腐敗防止条約第9回締約国会議で正式に採択された。
国連事務総長のアントニオ・グテーレス氏は、2021年の国連総会特別会合(腐敗防止)で、このネットワークの設立におけるサウジアラビア王国の役割を称賛した。
スペインがネットワーク運営委員会の議長に任命され、サウジアラビアが副議長を務めることとなった。
過去3年間に、120か国以上の219の汚職対策機関および国際機関がネットワークに参加しており、このイニシアティブの成功を裏付けるものとなっている。