東京:日本の当局は土曜日、警察官を含む数人が襲われたことを受け、東北地方の野生のクマに注意するよう住民に警告した。
体長約50センチのクマが秋田県や福島県を含む地域で目撃された。
日本メディアの報道によれば、秋田県鹿角市で土曜日、行方不明の男性の遺体を収容していた警察官2人が襲われた。この男性は数日前に山へタケノコ狩りに出かけており、その場所で傷だらけの遺体で発見された。クマに襲われて死亡したかどうかはまだ不明である。
警官たちは命に別状はないが、深刻な状態だという。
これを受けて、鹿角市の一部の森林地帯は「無期限で」立ち入り禁止になったと、当局は声明で発表した。
ニュース映像では、クマが目撃された山間部に立ち入らないよう警告する看板を立てる警察官の姿が映し出された。
週末にはパトカーが出動し、ヘリコプターによる捜索も行なわれた。
秋田県警は、クマと遭遇した場合にクマを追い払うため、鈴などの音の出るものを手元に置き、夜間の外出を控えるよう呼びかけている。
ツキノワグマは日本全国に数千頭生息している。クマの生息地と人家の境界が曖昧になるにつれ、襲撃事件が増加している。ドングリやベリー類、その他の食料の不足は、おそらく気候変動と関係しており、クマとの遭遇が急増している原因とも言われている。
AP