
東京:雪崩で生徒7人が死亡した2017年の登山中に過失があったとして、日本の教師3人にそれぞれ懲役2年の判決が下された。
栃木県中部の裁判所で報道官がAFPに語ったところによると、3人の元教師と現教師は業務上過失致死傷罪で有罪判決を受けた。
大雪によって引き起こされた雪崩は、2017年3月に栃木の茶臼山に3日間遠征していた高校生7人と教師1人を死亡させた。
また、東京から北に120キロ離れたこの山で40人が負傷した。
裁判を通じて争点となったのは、雪崩が予測できたかどうかだった。
放送局TBSによると、宇都宮地裁は24日、雪崩は「十分に予見可能だった」とし、適切な調査を怠った被告を非難した。
検察側は、降雪量は教師に対する警告であるべきだったと主張し、より良い安全対策がとられていれば生徒たちは助かったはずだと述べた。
弁護側は、教師たちには雪崩を予測する術がなかったと主張し、無罪を求めた。
2017年10月、この悲劇を調査する任務を負った第三者委員会は、監督者の自己満足と「危機管理意識の欠如」が一因だと非難した。
AFP