
東京:形式が選択的ではなく厳格に必要とされる国では、敬称に関する間違いは直接的な侮辱であり、日本のある市では、市民への敬称を忘れる事態に謝罪することとなった。
市民税などの納税通知書1万9231件を今月初めに発送した際、宛名に「様」を付け忘れた千葉県印西市の事例を千葉日報オンラインが報じた。
「様」は英語の「Mr.」や「Mrs.」のように使われるだけでなく、「Honorable Mr./Mrs.」の場合でも使用されている。顧客とのコミュニケーションの際にも、相手の名前に「様」を付けるのが一般的だ。
印西市は業務を委託した県内の電算会社から連絡を受け、ミスを認識した。昨年までは通知書に敬称が印刷されていたが、今年は全国共通様式に変更され、1万9231人分の印字にミスが発生したという。
同市は「納税義務者に大変失礼な通知書を送付してしまい深くお詫びする。今後は再発防止に努める」とコメントした。