
モスクワ: ロシアは金曜日、東京が北海道で合同軍事演習を計画していることについて日本に抗議し、岸田文雄首相が自国を「危険なエスカレーションへの道」に置いていると非難した。
ロシア外務省はウェブサイト上の注釈で、今月末にドイツとスペインと合同演習を行うと発表したことに関連して、日本大使館に抗議が出されたと述べた。
特に、ロシアから遠く離れたNATO加盟国が参加することを考慮すると、東京はロシアの極東沿岸で軍事活動に従事することは「断固として容認できない」と言われたという。
「このような活動は、ロシア連邦の安全保障に対する潜在的な脅威である」
「岸田首相の無責任な政策が、東京を北東アジアとアジア太平洋地域全体に危険なエスカレーションの道を歩ませていることを強調している」
声明によれば、ロシアは自国の防衛力を確保するためにとるべき対抗措置を警告したという。
ロシアが2年以上前にウクライナに侵攻して以来、日本はウクライナを支援してきた。
東京とモスクワは、日本が北方領土、モスクワが千島列島と呼ぶ北海道沖の4島をめぐる領土問題を解決できずにいる。
この紛争は、第二次世界大戦後、島々がソ連に接収されて以来、両者の平和条約締結を妨げてきた。
日本は、ロシアが係争中の島々で軍事インフラを強化することに定期的に懸念を表明している。
ロイター