
北京:中国は台湾人に対し、「少しも心配することなく」大陸を訪問するよう促し、独立支持者を標的にした北京の脅迫を受け、台湾当局が旅行警戒レベルを引き上げる決定を下したことを非難した。
北京は先週、台湾独立支持者に対する刑事罰に関する司法ガイドラインを発表した。
これを受けて台湾政府は木曜日、中国本土と香港への「不必要な旅行」を避けるよう国民に呼びかけた。
また、中国への渡航警告を2番目に高い「オレンジ」レベルに引き上げた。
しかし、中国の台湾問題担当機関のスポークスウーマンである朱鳳蓮氏は、金曜日の深夜に発表した声明の中で、新しい司法指導は「悪質な行為や発言を行っているごく少数の『台湾独立』支持者のみを対象としている」と述べた。
「海峡両岸の交流と協力に携わる大多数の台湾同胞は、中国大陸を出入りする際、少しも心配する必要はない」
「両岸交流と協力に携わる台湾同胞の大半は、中国大陸を往来する際、あるいは中国大陸から出国する際、少しも心配する必要はない」
中国本土と台湾は、1949年に終結した中国の内戦後に分裂した。
それ以来、中国は民主的な島を自国の領土の一部と主張している。中国は「平和的統一」を望んでいるというが、台湾を支配下に置くために武力を行使することも否定している。
北京は、民進党の蔡英文氏が台北の指導者となった2016年以来、台北とトップレベルの対話を行っていない。北京は彼女の後継者である頼清徳総統を “危険な分離主義者 “と烙印を押した。
「民進党当局は島民を欺くために言い訳をでっち上げ」、「対立と反対を煽っている」と朱氏は声明の中で述べた。
多くの台湾人は、仕事、勉強、ビジネスのために中国本土に渡航している。
AFP