
ソウル:木曜日、ソウルの軍隊は、北朝鮮が韓国に向けてゴミを運んでいると思われる風船を打ち上げていると発表した。
ソウルの合同参謀本部は、北が「(ゴミと思われる)風船を再び南に向けて打ち上げている」と述べ、現在国境を越えて漂っていると付け加えた。
「市民は破片の落下に注意すること。落下した風船を発見した場合は触らず、最寄りの軍部隊か警察署に通報してください」と付け加えた。
ソウル市当局は木曜日、「北朝鮮から飛来した疑いのある気球が京畿道北部の空域に入ったことが確認された。市民は屋外活動に注意する必要がある」と発表した。
5月下旬以降、平壌がゴミを運ぶ気球を打ち上げたのはこれで8回目だ。
核保有国である北はすでに1000機以上の風船を南下させており、これは国境の南の活動家たちが北に流した反政権プロパガンダの風船に対する報復だという。
ゴミ風船に対し、ソウルは緊張緩和のための軍事協定を全面的に停止し、国境沿いの拡声器からプロパガンダ放送の一部を再開した。
また、一部の国境地帯では実弾射撃訓練も行っている。
北朝鮮の金正恩委員長の強力な妹は先週、国境沿いの北の領土で韓国の「クズ」による「汚いビラ」がさらに発見されたと述べ、「非常に高い代償」を払うことになるだろうと警告した。
朝鮮中央通信の声明によると、金与正(キム・ヨジョン)政権報道官は、北朝鮮の軍人が「現在、全面的な捜索を行い、発見されたビラを火に投げ入れ、処分している」と述べた。
AFP