東京:駐日米国大使は金曜日、イスラエルが招かれなかったことに抗議し、長崎への原爆投下79周年を記念する式典を欠席した。
ラーム・エマニュエル駐日大使は、イスラエルのギラード・コーエン大使、イギリスのジュリア・ロングボトム大使とともに東京の寺院で行われた祈祷会に出席した。
1945年8月9日、アメリカは長崎に原爆を投下し、爆発を生き延びたものの放射線被曝で後に亡くなった多くの人々を含め、74,000人が亡くなった。
原爆は、広島に投下され14万人が死亡した最初の核爆弾の3日後に投下された。日本は1945年8月15日、第二次世界大戦における降伏を発表した。
10月8日、ガザの保健省は、イスラエルによるガザへの砲撃による死者は39,700人に迫り、91,722人が負傷したと発表した。
1月までに、イスラエルは10月7日以来、すでに65,000トンの爆薬とミサイルをガザに投下したと報道された。
長崎市の鈴木史朗市長は、コーエン氏がこの日本の南の都市で毎年開催されるイベントから除外されたのは「政治的なものではない」と主張した。むしろ、ガザ紛争に対する抗議の可能性を避け、”平和で厳粛な環境での円滑な式典 “を確保するためだったという。
しかし、バラク・オバマ前大統領の元首席補佐官であるエマニュエル氏は、金曜日にこれを否定した。
「日本の首相が出席していることを考えれば、安全保障に基づく決定ではなく、政治的な決定だと思います」と、彼は仏教寺院での式典の後、記者団に語った。
「この冷遇はロシアとイスラエルの間に道徳的同等性を示唆しています。侵略した国と侵略の被害者の国という間でです」と加えた。
ロシアと同盟国のベラルーシは、モスクワによる2022年のウクライナ侵攻以来、長崎にも広島にも招待されていない。
「私の出席は、その政治的判断と政治的行為を尊重するものです。良心の呵責からそれはできない」とエマニュエル氏は語った。
コーエン氏は「イスラエル国家と国民を代表して、長崎の原爆犠牲者とその家族、そして今日の日本国民に哀悼の意を表し、寄り添います」と述べた。
AFP