
自民党の高市早苗経済安全保障担当相(63)は9月9日に記者会見し、党総裁選(9月12日告示、同27日投開票)への立候補を表明する。同氏の事務所が29日に発表した。総裁選出馬は2021年に続き2回目。
高市氏は党内の「岩盤保守層」に支持基盤を置き、前回は国会議員票を中心に善戦した。ただ、この時に推薦人に名を連ねた小林鷹之前経済安保担当相(49)が今回は自ら出馬することを表明。推薦人20人の確保が一時難航した。乱戦模様となった総裁選でどこまで保守層を固められるかがポイントになりそうだ。
女性議員としては他に、上川陽子外相(71)、野田聖子元総務相(63)が総裁選出馬に意欲を示している。党内には女性候補への待望論も根強い。
高市氏は衆院奈良2区選出の当選9回で、党政調会長や総務相などを歴任。当初、週内の立候補表明も模索したが、台風10号の影響などを考慮した。
時事通信