
世界保健機関は4月10日、日本国内の一部地域で感染経路が不明なケースが確認されたことを受けて、日本はCOVID-19への対策を強化する必要があるかもしれないと述べた。
WHOの緊急事態対応部門の責任者マイケル・ライアン氏は、「東京都を含む3府県で感染経路が不明な新型コロナウイルスの感染者が確認された」と記者会見で語った。「これは良くない兆候だが、日本の当局は調査中だ」
「今朝私が見たデータからは、当局が非常に積極的に追跡調査を行っていることがわかる」と述べたうえで、一部の都府県では対策を強化する必要があるかもしれないと付け加えた。
日本の「クラスター対策班」は、5人に1人の感染者しか他者を感染させないという知見など、非常に有用な情報を大量に得ているとライアン氏は述べた。
ロイター