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ロボット、損傷した福島原発から溶融燃料を回収する2週間のミッションを開始

東京電力は2024年5月28日、西日本の神戸市にある発電所で、がれきを回収するために使用されるロボットを公開した。(共同通信 via AP, File)
東京電力は2024年5月28日、西日本の神戸市にある発電所で、がれきを回収するために使用されるロボットを公開した。(共同通信 via AP, File)
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11 Sep 2024 01:09:05 GMT9
11 Sep 2024 01:09:05 GMT9

東京:伸縮可能なロボットは火曜日、福島第一原子力発電所の3つの損傷した原子炉のうちの1つの内部から溶融した燃料の破片の最初のサンプルを回収する2週間のミッションを開始した。

2011年の大地震と津波で原子炉の冷却システムが損傷し、原子炉内の高放射能燃料やその他の物質が溶融した。

同原発の運営会社である東京電力ホールディングスは、これまでにも小型ロボットを使って原子炉の内部を調査したことがあるが、今回初めて溶融した瓦礫のサンプルを採取することで、同原発の数十年にわたる廃炉作業の中で最も困難な部分を開始することになる。

このミッションは当初8月22日に開始される予定だったが、作業員がロボットを原子炉に押し込むために使用する1.5メートル(5フィート)のパイプ5本が間違った順序で配置されていることに気づき、中断されたと東京電力は発表した。

火曜の試みに備えて、装置は正しい順番に組み直されたという。

原子炉容器内に入ったロボットは、より安全な場所から遠隔操作される。

「テレスコ」の愛称で呼ばれるこのロボットは、背後から押しているパイプを含めて最大約22メートル(72フィート)伸びることができ、溶融した燃料マウンドに到達し、そこでトングを使って3グラム(0.1オンス)未満の断片を収集する。破片の採取には約2週間かかると予想されている。

3つの原子炉には、推定880トンの致命的な放射能を帯びた溶融燃料が残っている。

政府の林芳正官房長官は、今回のミッションは福島第一原発の除染の最も困難な段階の始まりであると指摘した。「政府は最後まで責任を持って廃炉作業に取り組む」と述べた。

政府と東京電力は、非現実的だという批判にもかかわらず、汚染除去に30年から40年という目標を設定している。溶融した燃料デブリの完全な除去や保管に関する具体的な計画は決まっていない。

AP

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