
東京:第二次世界大戦中に使用された米国の不発弾が、旅客機が滑走した直後に爆発したため、木曜日に日本の地方空港の運航が再開された。
宮崎空港は1943年に旧日本海軍の基地として建設され、数十機の「神風特攻機」が特攻作戦に使用された。
AFP通信が入手した映像には、九州の空港の誘導路の端で、少なくとも10メートル(30フィート)上空まで吹き上がる土煙が映っていた。
滑走路に向かって航空機が通過したわずか1分足らず後に、数メートル(数ヤード)にわたって滑走路に穴をあけるほどの爆発が起こったことが、映像から明らかになった。
けが人の報告はなかったが、水曜日に数十便が欠航し、3,400人以上の乗客に影響が出た。
自衛隊の爆弾処理チームが調査を行い、「米国製250キログラム(550ポンド)の爆弾」であると結論付けたと、自衛隊の報道官がAFPに語った。
また、同空港では2021年と2011年、さらに2009年には近くの建設現場で、不発弾が発見されたと報告されている。
1945年の長崎と広島への原爆投下に先立ち、米軍は日本の数十都市を激しく空襲した。
数十万人の市民が命を落とし、1945年3月のある夜だけで東京だけで約10万人が犠牲となった。
2024年4月までの1年間で、軍は2,348個の不発弾を安全に撤去したが、そのうち441個は沖縄南部地域で発見されたものであると、自衛隊は発表している。
沖縄は激戦地であり、死傷者は推定20万人(そのうち60%は民間人)に上り、1,800トン以上の不発弾が残っていると推定されている。
「そのほとんどは第二次世界大戦時の米国の爆弾ですが、一部は旧日本軍の残存物です」と、統合幕僚監部の報道官はAFPに語った。
AFP