
天皇、皇后両陛下は14日、新幹線で岐阜県入りし、岐阜市内で開かれた第39回国民文化祭と第24回全国障害者芸術・文化祭の開会式に出席された。
両陛下は式の冒頭、参加者と共に、能登半島での地震と大雨被害の犠牲者の冥福を祈り黙とうした。天皇陛下はあいさつで、被災者へのお見舞いの気持ちを示した上で、「今回の取組を通じ、文化芸術活動の裾野が広がり、新たな文化の創造につながっていくことを期待しております」と述べた。
両陛下は終了後、式関係者と懇談。ステージで朗読を披露した、視覚障害のある地元の高校3年生古田桃香さん(18)に対し、天皇陛下は「ずいぶん練習されましたか」と尋ねていた。
15日には障害者芸術・文化祭の展覧会(岐阜市)や航空宇宙博物館(各務原市)などを見学し、同日夜に帰京する。
時事通信