
石破茂首相は17日、東京・九段北の靖国神社で始まった秋季例大祭に合わせ、祭具の真榊(まさかき)を奉納した。政府関係者によると、19日までの期間中、首相は参拝を見送る意向だ。韓国は首相の真榊奉納に反発した。
岸田文雄前首相は春と秋の例大祭に真榊を奉納し、8月の終戦記念日には自民党総裁として玉串料を納めてきた。首相は就任前に真榊を奉納したことはないとみられ、前政権を踏襲した。
自民党の高市早苗前経済安全保障担当相は17日午前、靖国神社を訪れた。記者団に「高市早苗という日本人として参拝をした」と語った。
超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は衆院選中のため集団参拝を延期し、自民党の佐藤正久参院議員が代表して参拝した。佐藤氏は「哀悼の誠をささげるという厳粛な気持ちで参拝した」と述べた。
時事通信