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秋本前議員、受託収賄を否認=事業者から7200万円―洋上風力汚職初公判・東京地裁

被告は現金受領や借り入れを認めた上で「職務の対価ではなく、利益供与でもない」と述べ、受託収賄罪について無罪を主張。詐欺罪の成立は争わない意向を示した。(via X)
被告は現金受領や借り入れを認めた上で「職務の対価ではなく、利益供与でもない」と述べ、受託収賄罪について無罪を主張。詐欺罪の成立は争わない意向を示した。(via X)
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25 Nov 2024 03:11:55 GMT9
25 Nov 2024 03:11:55 GMT9

洋上風力発電事業を巡り、事業者側から賄賂計約7200万円を受け取ったなどとして、受託収賄と詐欺の罪に問われた前衆院議員秋本真利被告(49)の初公判が25日、東京地裁(矢野直邦裁判長)であった。被告は現金受領や借り入れを認めた上で「職務の対価ではなく、利益供与でもない」と述べ、受託収賄罪について無罪を主張。詐欺罪の成立は争わない意向を示した。

公訴時効(3年)が経過していない計約4100万円分について贈賄罪に問われた「日本風力開発」(東京)元社長の塚脇正幸被告(65)は、起訴時に贈賄を認めていたが、罪状認否では一転して「全くの誤りです」と起訴内容を否認した。 

検察側の冒頭陳述によると、同社が青森県などで事業参入を目指す中、秋本被告は塚脇被告の依頼を受け、国会質問で青森の事業に関して過度に規制しないよう求めたほか、事業者の選定基準見直しを要望。国の担当者から事業者側に有利な答弁を引き出した上、選定基準は後日変更された。

秋本被告は以前から、日本中央競馬会(JRA)の馬主登録の資産要件に3000万円足りないと塚脇被告に相談。国会質問の翌月、自身の議員会館事務所で塚脇被告から同額を借り、馬主登録した。その後も日本風力開発に有利な国会質問を重ね、受け取った賄賂は競走馬の購入代金や預託料などに充てたとした。

起訴状によると、秋本被告は2019年2月以降、塚脇被告から国会質問を複数回依頼され、昨年6月ごろまでに計約7200万円の賄賂を受領。また、知人の会社が申請した国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金200万円を不正に受給したとされる。

時事通信

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